ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「冴子の人生は」その142

重苦しい気分で
外科に行きました。

医師は
「検査入院して下さい。

最もよい
手術の方法を
考えてみましょう」
と言いました。

冴子は
その日は帰って
翌日入院となりました。

アパートに帰っても
誰に相談することはありません。

この日の夜こそ
ひとりぐらしが
淋しいと
思ってしまいました。

登と
一緒に暮らしていたら
日頃は
淋しくても
こんな窮地になった時には
きっと
助けてくれるに違いないと
思いました。

子供は
間違いなく
私を
助けてくれると
思いました

同じ死ぬなら
子供と
仲直りしてから
死にたいと
思いました。

ひとりで
食事を作って
ひとりで食べて
ひとりでお風呂に入って
お布団を
ひとつだけ敷いて
ひとりで寝ます。

冴子は
ひとりぐらしでも
少しでも
華やかになるように
電気は
明るめ
カーテンも
明るいオレンジ色にしていました。

そんな努力も
癌の宣告を受けると
虚しくなってしまいました。

朝起きて
会社に連絡すると
社長から
折り返し電話があって
病院の名前を
聞いてきました。