ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「超幸運な男」その62

亡くなったおじさんと
郁恵は
面識がありました

自分は助かったけど
おじさんは
亡くなってしまいました。

郁恵は
運命というか
勝の力というか
神さまを信じました。

おじさんの
お葬式は
宗教団体の
仲間も
地区には多数いて
宗教団体の
お葬式の用意になりました。

今で言えば
人前葬のようなものです。
夕方になって
警察から
検視の係がやってきて
調書を作りました。

親戚を
探しましたが
見つかりませんでした。

東京に
子供がいるとは
聞いていたのですが
住所がわかりません。

そのことを
郁恵に言ったら
「家を探したら
何か見つかる」と
話しました。

夕方になっていたので
明日
探すことにしました。

夕食も
同じように
持ち寄りで
鍋料理をしました。

水がないので
買い置きの
ペットボトルの水を使いました。

隣の
お地蔵さんのところには
昔からの井戸があって
水道がまだなかった頃には
そこの水を使っていました。

でも
地震で
水が濁って
飲む事はできません。

トイレの流し水にしか使えませんでした。