ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その9

クラスのみんなは
薫子の
やり方に
驚いていました。

同じ小学校出身者は、
あの
クラスメートを
言うことを聞かせるという
手際の良さに
いつもながら感心しました。

このために
笑顔のアイコンタクトをしていたのかと
思いました。

でも
ズーと
笑顔のアイコンタクトは続きます。


登は
笑顔とは
無縁の
中学生生活です。

勉強というか
先生のクセを
見抜くのに
勤しんでいました。

中学三年生になって
高校進学が話題になりました。

登の父親は
課長代理に出世して
年功序列制で
お給料も増え
余裕もあって
経済的には
登には問題ありませんでした。

登は
同じ中学校の生徒が
行くであろう
近くの公立高校は
行きたくありませんでした。

少し離れた
私立の
高校に
行きたいと思っていました。

そのためには
すこし
成績が足りません。

「頑張って
勉強しない」と
三者面談で
先生に言われてしまいました。

頑張ろうと
登は思っていましたが
何しろ
根が
怠惰な性格ですので
それほど
成績は
上がりませんでした。

「バカ」とは
言われませんでしたが
そんな間にも
登は
言われなき
暴力を受けていました。

身なりが
少し貧しい
登は
お金をゆすり取られるというような
ことまではありませんでしたが
殴られたり
足を掛けられたり
突然
突き飛ばされたり
していました。

その暴力を受けるたびに
少しずつ
頑張る
力が
増えてきたように
思いました。