ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その98

薫子は
夏子の笑顔を見ながら
「そうだよね

陽一君が
私のことを好きだと言ってくれたのは
最初に私の笑顔を見て
虜(とりこ)になったと
よく
言っていたわ

『薫子の笑顔は
すべてのものに
まさる』とまで
言ってくれた。

きっと
空から私を見守ってくれているに違いないわ

私が
悲しい顔をしていたら
陽一君は
喜ばないわ

陽一君のかわりに
夏子を
置いていってくれたのかもしれない。

夏子と
また笑顔で
生きていくわ

私がしっかりしないと
いけないわ」
と考えました。

少し実家で休んだあと
家に帰りました。

仙台の警察からは
何の連絡もなしに
月末になりました。

月末に
薫子の
パート先から
電話がありました。

産休の期間が
終わるので
復職するかどうかの
連絡です。

薫子は
陽一君がいない今は
私が働くしかないと
決心しました。

それで
4月から
働き始めることにしました。

時を同じくして
陽一君が
勤めていた
会社の人事のほうからも
連絡がありました。

「陽一君の出勤については
3月いっぱいは
有給休暇扱いとしているが
4月からは
できない

休職扱いにする」と
伝えてきたのです。

陽一君の
お給料がなくなると
私の
お給料だけでは
到底
生活できないと
思いました。

まず家賃が
高いので
安いところに
引っ越ししないと
いけないと考えました。