先の 津波被害があってから 「稻むらの火」の お話が 話題になっています。 その津波があったのが 江戸時代末期の11月5日だったそうで その日を 津波防災の日にしたらしいのです。 でも 私は それは変だと思いました。 江戸時代は太陰暦(旧暦)を使っていましたから 11月5日は 12月頃 そんな頃に 脱穀を待つ稲が あるとは思えません。 そんな時期まで 脱穀せず 稲の穂をおいていたら 籾がみんな下に落っこちてしまいます。 そこで調べてみました。 「稻むらの火」は フィクションだったらしいのです。 まず 1.燃やした稻むらは 脱穀したあとの稻藁だった 2.主人公が稻むらに火を付けたのは 津波が既に襲ってきたあとで 避難先の目印になるため 3.主人公は 老人の大庄屋ではなく 若い商人だった 4.主人公は 津波のあと 私財を投じて防潮堤を作った。 らしいのです。 想像たくましい 作者ですよね。 ちなみに作者は 小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン )さんです。 原作は英語です。 皆様の中にも よく知られている 二宮金治郎さんは 歩きながらも 勉強したことだけが 強調されています。 しかし 勉強したことだけで 二宮尊徳とよばれる程 尊敬される訳はありません。 尊敬されるようになったのは 長じて 多くの 村を救ったことによります。 今で言う 地域おこしを したみたいです。 物語の奥には もっと 大きな物語があるみたいです。