ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その103

それから数日後
登の母親は
姉の家に
泊まりに行くと告げられました。

それも
数週間と
言うのです。

冷蔵庫の
残り物だけでは
到底
命を繋ぐことはできないと
大げさに思ってしまいました。

さすが母のすることは
早いと
尊敬してしまいました。

その日までに
いろいろ考えていました。

まず
お買い物に行くことにしました。

近所のスーパーマーケットに
自転車で
行きました。

店に入って
いろんなところを
見て回りました。

総菜コーナーに行くと
店員さんが
並べていました。

その店員さんが
並び終えて
体を回して
登の方に
歩き始めた時
目と目が
あってしまいました。

登は
ハッとして
笑顔で返してしまいました。

薫子だったのです。

薫子は
総菜コーナーで
4月から働いていたのです。

薫子は
登のことを
覚えていませんでしたが
相手の
心に
余裕があると直感で感じたので
少し大きめの
笑顔のアイコンタクトをしたのです。

その笑顔を
まともに受けた登ですが
思わず
周囲を
見回してしまいました。

他の人に
投げかけたものではないかと
思ったからです。

登でなかったら
そんな風には
感じなかったのですが
登は
疑い深いのが
こんなところで出てしまいました。