ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その134

登は
夏子ちゃんが
薫子の子供であることは
知っています。

家主さんの話では
薫子さんも
お月見の
準備に
来られるというのです。

家主さん
土曜日は
必ず来ると言って
帰りました。

どんな服を着ていこうかと
悩んだり
何か持って行った方が良いか
悩んだり
時間より
早く言った方が良いかとか
悩んだりして
仕事が手に付きませんでした。

悩んだあげく
お月見チョコレートというのが
お店で売っていたので
買って
早めの時間に
カジュアルな服装で
出かけました。

早めだったので
肝心のお月様は
出ていませんでした。

庭には
電灯が
吊り下げられ
一段高い
物干し場の上には
お部屋から
持ち出して
畳が並べられていました。

家主さんは
二三日しか経っていないのに
元気になっているように
見えました。

お土産の
お月見チョコレートを渡すと
家主さんは
薫子さんに頼んで
宴席に
並べてくれました。

座って
手早く用意をする
ご婦人たちを見ながら
待っていました。

もちろん
目は
いつも
薫子を見ていました。