ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その176

陽一君の父親とは
登は初対面です。

自己紹介して
車に乗り込みました。

陽一君の父親は
登が
薫子の相手だと
すぐにわかりました。

父親は
何かスッキリしない感覚でしたが
薫子が
新しい相手を
見つけるのも仕方がないし
夏子ちゃんに
父親が
必要なこともわかっていました。

複雑な
気持ちでした。

そんな事を考えていたら
夏子ちゃんが
「パパのジージー」と
陽一君の父親を
呼びました。

父親は
孫が
笑顔で話しかけてきたので
父親も
笑顔になりました。

夏子ちゃんは
父親と母親
そして登と
均等に話しかけてきました。

薫子は
それを聞いて
「この子は
小さいのに
みんなに
気を使っている」と
思いました。

夏子ちゃんの
気遣いもあって
車の中は
笑顔で
いっぱいになりました。

レストランでは
明るい雰囲気でした。

時間が来たので
みんなは
現地へ出発しました。

陽一君の
乗っていた
不動産会社の車が
発見された
場所に着きました。

震災の日の
4日後に行った様子とは
一変していました。

当時は
漂着物が
山ほどあったのですが
そのようなものはなくなっていました。