ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その192

荘厳な金色の
金色堂を
ご仏壇と
同じ次元で
考えてしまった
夏子ちゃんらは
話が弾みました。

国宝で
世界遺産と
パパのお家を
一緒にした発想は
やはり
夏子ちゃんでないと
できないと思いながらも
そんなことを
思わせることの
せつなさが
皆の心を
またうちました。

その場で
ながいをしていましたが
帰りの飛行機の
時間もあるので
飛行場へと
行くことになりました。

美奈子さんらの
車は
花巻温泉に一泊の予定で
別れました。

薫子たちは
陽一君の父親の車で
花巻空港に
送ってもらいました。

別れ際に
陽一君の父親は
「薫子さん

夏子ちゃんと一緒に
また京都にも来て下さい。」と
言いました。

薫子は
「陽一さんの
誕生日には
夏子ちゃんと一緒に
伺います。」と
答えました。

陽一君の父親は
登にも
「できたら来て下さい」と
告げました。

登は
行っても良いものかどうか
わかりませんし
その場でどのように答えて良いかわかりませんでした。

そこで
笑顔だけ答えておきました。