ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その193

あなたはこの先どのような展開になるとお考えでしょうか。お聞かせ下さい。

登は
深く
お辞儀をして
陽一君の父親と
別れました。

花巻空港は
小さな飛行場で
ターミナルビルも
二階建ての
こぢんまりしたものでした。

検査を受けた後
椅子に座って
待っていると
夏子ちゃんが
鬼ごっこを
しようと持ちかけました。

登が
鬼になって
捜す役です。

小さい建物ですから
すぐ見つかって
鬼がかわります。

そんなことを
数回やると
飽きてしまって
夏子ちゃんは
座り込みました。

疲れたのか
目を閉じて
薫子にもたれかかるように
寝込んでしまいました。

登も座って
夏子ちゃんの
寝顔を
見ていました。

数分経つと
夏子ちゃんは
深く眠りについたのか
寝息が聞こえました。

薫子:
疲れたんですね

登:
よく寝ていますね。

薫子:
やっぱりこどもですね。

登:
可愛いですよね。

本当に可愛い

薫子:
ありがとうございます。

登:
本当に可愛い
こんな子供と
一緒にいたら
楽しいですよね

薫子:
楽しいですけど
大変なこともあります。

登:
そうかもしれませんね

良い時ばかりでは
ないものね。

薫子:
病気の時は
大変なんです。

ひとりしかいないので
看病が
大変です。