ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「スポンジケーキをつくりたい」その18

大きな損害です。

正子は
「もう
私が
図面を描くしかない」と
思いました。

松井が
以前に
CADについて
話していたのを
聞いたことがあったのです。

フリーソフトの
CADである
jw-cadを
使ってみることにしました。

パソコンも
図面も
機械も
得意でない
正子は
CADのお勉強です。

社長の奥さんが
会社に完全復帰したので
雑用が
ほとんどなくなり
それに
没頭できるようになったのです。

jw-cadで
図面をある程度描けるようになるのに
たいした時間は
要りませんでした。

それより
どのように
するかです。

順番に
考えてみることにしました。

キスワンは
キッチンエイドの
攪拌槽が
入る大きさが
絶対必要です。

攪拌槽は
直径25cm弱なので
そう言うわけで
既製品の
パイプを使うなら
250Aだと思いました。

パイプの太さも
勉強していました。

蓋部分と
本体部分に分かれなければ
使えないので
本体部分は
攪拌槽を入れる
大きさが
必要で
充分だと思いました。

キッチンエイドの
攪拌槽は
下の台に
回しながら
取り付ける様になっていますので
本体部分の
下に
キッチンエイドの
取付台を取り付けると
良いのではと
思いました。

蓋の部分には
キッチンエイドの
羽根の部分と
モーターの部分を
取り付けることになります。

正子は
キッチンエイドを
分解しました。

モーターの軸と
直角に
曲がって
攪拌の羽根が付いていました。

攪拌の羽根は
自転しながら
大きく回っていきます。

そのように回る
機構が
羽根の根元に
付いているのです。

直角に曲がるため
モーターの部分を含めて
圧力タンクの中に入れると
本体部分の
250Aのパイプの中には
納まりません。

モーターの部分は
圧力タンクの外に出さねば
ならないという
答が
出たのです。

それでは
どのようにして
モーターの回転を
攪拌の羽根に伝えるのか
それが問題です。