ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「ふたりで行くよ」その98 最終話

正弥は
香子の言うとおり
運命かも知れないと
思い始めていました。

正弥が
才色兼備の
千香と結婚できたことは
誰の目にも
奇跡だと
思われていることは
承知していました。

「やはり運命なんだ」
と
思うようになりました。

香子の
問題は
何も解決しないまま
別れて
家に
帰りました。

長く説明していた関係上
遅くなってしまっていました。

やはり
このことは
千香に言っておこうと
思いました。

要らぬ誤解を与えて
不安にさせてはいけないと
思ったのです。

帰るなり
千香が尋ねる前に
香子から
相談を受けたことを
話しました。

そして
ふたりの成り染めから
話して時間がかかったと
話しました。

千香は
少し笑いながら
そんなことを
聞いていました。

そして
最後に
I先生のことについて
千香は
話しました。

「I先生のことは
よく知っています。

確か
お付き合いしている
女性がいるのではないでしょうか。

明日もう一度
確かめてみます」と
正弥に言ったのです。

「なーんだ」と
正弥は思いました。

「あんなに説明したのは
一体何なんだ」と
思った次第です。

でも
そのことで
千香との出会いが
運命なんだと言うことを
気付かせてくれたとも
思いました。




「ふたりで行くよ」は
これで
一応終わりにします。

結婚って
運命なんですよね。

たぶん
結婚して
離婚するのも
運命かも知れませんね。