ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その21

順子:
野村さんは
どの様におっしゃっているんですか。

課長:
そのことなんだけどね
野村君は
『順子さんは
ぼくより若いのに
何かしっかりしていて
ぼくなんか頼りないんじゃないか』
と言うんですよ。
順子さん
そんなにしっかりしていたっけ
入社した時は
失敗ばかりしていた
順子さんなのに

順子:
そんなー
私って
ドジな女ですよ
しっかり何かしていませんよ。

課長:
それでね
野村君は
少し迷っているようで
どうすればいいか
私に相談してきたんだ。

順子:
課長
大丈夫です
私きっと
野村さんと幸せになれる自信有ります。
私に
力を貸して下さい。

課長:
おー
順子さん
積極的だね
前の順子さんは
優柔不断のように思えたんだけど
最近
積極的になったよね。

恋したからかい

野村君に一目惚れしたのか
まだ一回しか会っていないのに

順子:
そうなんですけど
でも
お願いします。

課長:
んー
そうだね
じゃ
野村君に
ぼくから言っとくよ
順子さん
ちょっとおしとやかな方が
野村君の好みかも知れないよ
順子さんは若いんだから
もっと若いように
振る舞った方が
背伸びしたらダメだよ

順子:
ありがとうございます。
課長よろしくお願いします。
どうかよろしくお願いします。

順子は
平身低頭して
頼みました。

順子は
野村と結婚できなければ
どうなるかわからないと
考えました。
やっぱり
野村は
若い従順な女性が好きだったんだと思いました。
30年前の順子がそうであったように。