林を冴子に紹介するには
野村の力がいります。
でも野村に
そんなことを話すと
不審がるかも知れないし
「おしとやかな」はずの順子には反する。
でも私のために
結婚できなくなる
友人の冴子のことを考えると
何とかしなければならない。
そこで野村に話すことにしました。
順子:
野村さん
私の親友に冴子というのがいるの
こんなこと
お願いして変だけど
冴子が
お付き合いできるような人
いませんでしょうか。
野村:
順子さん
親友なんですね
近頃のことだから
その友達にも
男友達や
思っている人がいるんじゃないの
順子:
それが
今までの私と同じで
全くいないの
私は野村さんと結婚して
良かったけど
冴子を見ていると
何だか
野村:
本当に友達なんだね
冴子さんてどんな人かな
順子:
ちょっと小柄な
かわいい人よ
優しい性格だわ。
野村:
そんないい人なら
誰か紹介してみたいものですね
でも
ぼくには
そんな人にぴったりの
友達はいないな
順子:
よーく考えてください
野村さん
、、、
、、、
、、、
あっ
林さんなんか良いんじゃないの
野村:
林か
林は良い奴だけど
、、、
、、、
、、、
順子さん
林を知っているの
順子はドキッとしました。