順子は 野村が なかなか林のことを言わないので ついつい言ってしまったのです。 そう言えば 前の世界では 野村の友人の 林を 紹介されたのは 結婚式の日でした。 そんなことを 思い出したのですが 遅かったのです。 しまったと思った 順子は ごまかそうと必死です。 額から 汗が出て 明らかに 上気していて 変でした。 順子: えっ、、 林さん 前私に言っていたじゃないの。 林は良い奴だと 確か言ってたでしょう 順子は 平然を装って いましたが 野村には それがわかりました。 そこで 野村は 理由はわかりませんが 順子に合わせることにしました。 野村: 言ったかな 林は良い友人だけど 順子さんに言ったかな。 野村は不審そうに言いました。 順子は 本当のことを 言った方が良いかどうか迷いました。 でもそんなこと信じて もらえないと思うので やっぱり言えませんでした。 野村は 順子が 林を知っているのは 不審に思っていましたが 林と順子の友達の冴子は 良いカップルになりそうなので そのことは忘れることに しました。 そして 順子の役割は 正月の休みに 冴子を連れ出すことでした。