ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その36

新婚旅行で
そんなやりとりをするとは
興のないことです。

そんな一日も過ぎて
翌日は
少し良くなりました。

観光タクシーの運転手が
やってきて
予定を聞いてきました。

野村はちょっと考えて
「順子さんには悪いけど
今日もホテルで
ゆっくりと
していたい
良いかな」と
言いました。

順子はもちろん賛成して
ホテルで
変わらない景色を
見て
一日中
順子と
野村は話していました。

順子は
話の話題は
豊富ですので
話は弾みました。

あとになって
あまり話しすぎるのは
よくないかと
思ったのですが
57歳のおばさんの
経験と知識を持つ
順子が
黙ってられないのは
当たり前です。

そんな新婚旅行の
旅も最終日になりました。

最終日は
予定通り
午前中まで観光して
決められた所で
昼食をとって
午後の飛行機で
大阪に帰ってきました。

無事に帰ってきて
良かったと思いました。

空港から
順子と野村の両親に
無事に帰ってきた
報告をしました。

現地で
病気だったことは
この時は言いませんでした。

新しい新居まで
タクシーで帰っていました。

新しいお部屋は
会社の近くで
3階建ての2階部分
日が良く当たる南向きです。

お部屋に着くと
順子は
夕食の用意を始めました。
野村に
何が食べたいか
聞いてみたけど
「何でも良いよ」の一言でした。

「そうよね
前の世界でも
いつもこうなのよね。
何が食べたいか
言ってくれればいいのに、
でもそれが
良いのよね」と
少し心の中で微笑んでしまいました。