ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その38

順子と
野村の結婚生活は
最初は障害がありましたが
それ以降は
順風満帆で
けんかというものも
せずに
何ヶ月が過ぎました。

前世界では
すこしケンカをしたのですが
今の世界では
そんな状況を作らないように
していました。

ふたりとも働いているので
仕事の分担とか
そんなことで
もめないように
順子は
気を配っていました。

家事や仕事の要領がよくなったので
時間の余裕が
できたのも幸いでした。

秋になると
冴子が
結婚すると言うことで
結婚式に出ました。

冴子達の
新居は
前の世界の
前田の家とは
違って
だいぶ離れたところになりました。
前の世界の
前田の家は
小さかったので
二人には狭かったのです。

前の世界と
だいぶ違ってきたと
順子は
思いました。

でも
その他には
大きな差もなく
2年が過ぎ
順子に
長女が
生まれました。

順子は
喜びました。

もちろん
野村も喜びましたが
順子の喜びは
異常なほどで
子供の可愛がり方
異常なほどでした。


順子は
一つ目の
関門は
クリアーしたと思いました。

乳児の時の
突然の夜泣きにも
動ずることはなく
また
幼児の突然の発熱で始まる
突発性発疹も
全く動じませんでした。

野村は
順子を頼もしく思いましたが
不審に思いました。

何人もの
子供を育てたようなその余裕は
どこから来るのか
思いました。

野村は
冗談に
「順子って
隠し子がるんじゃないの
何でそんなに
育児上手なの
一人目じゃないでしょう?」
言ってみました。

順子は
一瞬ドキッとして
「そうかも知れないね
何人もいたりして」
と答えました。