ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その81

野村は
娘に幸せだからと
諦めるしか
ありませんでした。

忙しく結婚準備が進んで
厳かな
結婚式が
終わってしまうと
順子と野村のふたりだけの
家になってしまいました。

順子にとっては
前の世界では
ひとりだったのに
今は
野村と一緒なんだから
幸せと
思っていました。

順子は
新婚に戻って
また野村と
ふたりで暮らそうと思ったのです。

でも
野村は
そうは思わなかったのです。

娘が
いるときは
食事の時は
無口でしたが
そうは言っても
楽しく食べていたのですが
ふたりだけになると
新聞ばかり見て
順子と
目を合わそうとしません。

そんな事が
目に付くと
余計にそう思うようになって
段々不安になってきました。

「野村は
私のことが
好きでないんだ

だから
無視するんだ」と
おもうようになりました。