ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

クリスマス企画ブログ小説「大切な彼女は突然に」その71

天界から
やって来た
由美子が見ていたのです。

「優さんは
あの時と一緒よね。

進化がないというか
実直というか

だから
いい人なのよね」
と
考えながら
近くから見ていました。

「優さんが
疑っている
死後の世界

教えと
少し違うんですよね。

『光になって
見守っていると』と言うことに
なっているけど
少し違うんだよね

なってみてわかったんだけど
光とは
少し違う様な気がするし
見守っているというのも
少し違う様な気がする。

もっと積極的じゃないかな

私は
優さんに
幸せになって欲しい
だから
こんな偶然作ってみたんだよ

彼女はいい人だよ

きっと
彼女なら
優さんは
私の時と同じように
幸せになると
思うんだ。

探すの苦労したよ

受験者の中から
選抜することにしたんだ

建築士の国家試験は
申し込み順に
受験番号が
付けられるのではなく
ランダムに
付けることになっていて
その
ランダムを
利用しているんだよ。

ランダムは
私の力で
何とかできる技術らしい

エンジェルさんに
教えてもらったんだ


でも
ふたりとも
合格しなきゃ
この先は
続かない
ストーリーになっているんだよ。

彼女はともかく
優さんは大丈夫かな

私の力では
そんな事ができないらしいので

心配です」と
つぶやいたというか
思ったというか
そう言うことを
由美子はしました。


由美子が
意図したように
彼女は
上羽に
興味を持ち始めたのです。

はじめは
由美子と同じように
「ばかじゃないの」と
思ったのです。











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