ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その31

和己は時として
大胆です。

湖子の
肩に寄りかかってきたり
手を繋いだり
満員電車では
胸が合うぐらい
ピッタリと
引っ付いてきたりしました。

普通の男性なら
こんな可愛い女の子に
そんな事をされたら
きっと
興奮するところですが
湖子は
妖精ですので
冷静です。

そんな冷静さは
相当ながく続くのです。

転機が来るのは
お弁当を食べた時です。

湖子は
いつも
弥生の作ったお弁当を
食べていました。

それに合わせて
和己も
お弁当を作って
持って来ていました。

仲良く一緒に食べるためです。

そんな時
和己が突然
「この卵焼き本当によくできたのよ

100年に一度のできよ

どうぞ」と言って
和己のハシで
湖子の口へ
入れたのです。

油断していたというか
神界に残された
4分の1の湖子に
重大な出来事があって
気をそらしていた時だったので
簡単に
口に入ってしまったのです。

味はともかとして
湖子は
違和感を
感じました。