ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その34




相当朝早くに
着いて
チャイムを鳴らしました。

玄関に出たのは
弥生でした。

「私
悟生さんの
大学での友達で
長瀬和己と言います。

悟生さんおいででしょうか。」と
たどたどしく
話しました。

弥生の目にも
テレビにも
出てきそうなとても可愛いい
和己が
息子のところに
やって来て
びっくりしていました。

すぐに家の中に
和己を
誘い入れて
座敷の
上座に座らせました。

それから急いで
倉庫で仕事をしている
湖子を呼びにいきました。

悟も
不自由な体で出てきて
挨拶しました。

湖子は
「こんなところまで
やって来たのか

、、、、」と
苦笑していました。

湖子が
座敷に着くと
弥生と和己は
和やかに話していました。

どんな料理が好きかとか
休みの日は何をしているとか
大学ではどんな勉強をしているとか
事細かに
話していました。

それに
来週は
もう一度来て
ハンバーグを作るとまで
約束していたのです。

弥生は
「和己さんが
悟生のお嫁さんになったら
もう言うことないわ

悟生
和己さんと結婚して

ごめんなさい
和己さんのような
可愛い人が
悟生の
お嫁さんになるとは
思えないよね。

失礼なこと言って
ごめんね

でも
本心だから
考えておいてね」と
和己に言うと
「私も
結婚できたら
良いなと
思ってますから
大丈夫です」と
答えました。

湖子は
蚊帳の外で
話し合っていました。