ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その41

「和己は
長瀬家の
一人娘です。

将来は
長瀬家を
継いでもらうことになっています。

会社の方は
工場で
一番仕事のできるものに
社長を継いでもらうけど
家は
和己しかいません。

田畑はなくなって仕舞ったけど
この屋敷と
生駒の山林を
継ぐ者がいないと
ご先祖様に
申し訳ない

悟生さんは
その方
大丈夫ですか」と
真顔で聞いてきたのです。

湖子は
どのように答えて良いか
分かりませんでした。

和己と
結婚したいと
思っていましたが
大事な
弥生に相談が必要だと思ったのです。

困っている
湖子を見て
和己が
「お父さん
そのことは言わない約束でしょう。」と
言うと
和己の父親は
「大事なことだから
話しておかないと」と
少し控えめに
話しました。

その話は
そこで終わって
食事中は
湖子のことを
いろんな事を
聞いてきました。

食事のあと
美味しいケーキの
デザートを
食べて
それから
コーヒーを飲みました。

コーヒーは
豆から作ったもので
平素
インスタントのコーヒーしか
家で飲んだことのない
湖子には
とても香りが強い
美味しい
飲み物でした。