ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その93

来住家には
貸し家を含めて
なんの問題もないことを
8時頃までに
湖子は
確認しました。

「よかった」と
思いつつ
子供の顔を見ていると
和己が
ちょっと大声で
叫んで
やって来ました。

「大変です。

隣の
星子さんの家が
潰れています。」と
言って
飛び込んできました。

湖子は
星子たちは
妖精だから
まさか
地震の犠牲になっては
いないだろうと
思いつつ
現場に行きました。

星子の家は
屋根だけになっています。

2階建ての家だったのに
屋根だけになっていたのです。

下敷きになっていないか
心配そうに
付近の人が集まってきていました。

湖子は
少しだけ妖精の力を使って
星子を呼びました。

星子は
もちろん
地震で
家の下敷きなんかには
なっていませんでした。

もちろん剛もですが
神政庁からの
急な呼び出しで
震源地近くに
助けに行って
今はいないということが
わかりました。

湖子は
「星子さんは
大丈夫」と
みんなに言って回りました。