ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その122

和己の父親は
東大阪の名士で
根っからの技術者ですが
社交性があって
人脈が
深く広いのです。

入院したという報は
東大阪市中に
知れ渡るのは
そう時間はいりません。

看護師さんが
困るほどのの
見舞い客がやってきました。

見舞客ひとりひとりに
丁寧に接していました。

湖子には
入院している意味がない様に見えました。

見舞客が来るたびに
談話室で
話をして
エレベーターまで
見送ります。

それが
一日に
10回近くです。

点滴台を
を連れて
そんな事を
していました。

血液検査や
映像診断では
一進一退の病状ですが
熱が下がったせいか
父親自体は
元気に振る舞っていたのです。

湖子は
それを見て
大丈夫だと思って
見舞いを
3日に1度にしていました。

和己も
毎日行くのを
止めようかと
言いましたが
湖子は
毎日行くように
すすめました。