ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ズボンの つぎ

ズボンの繕い

いま街を歩いていると、
破れたズボンをはいている方を見かけます。
今は、こんなものが流行っているのかと驚いています。

私が小学生の頃は、破れたズボンは、恥ずかしいものでした。
生地が粗悪なためか、あるいは、私が乱暴に扱うためか、
私のズボンは、すぐに破れてしまいます。
破れていると当時は、すごく恥ずかしいことだったので、
母は、私のズボンを繕ってくれます。
破れるところは、今はやりの破れたズボンの定番である「ひざ」では、ありません。
破れるのは、お尻の部分です。
尻のでっぱっている所です。
だから最初の繕いは、左右に2箇所です。
もう少し履くと、お尻全部が破れてしまいます。
こんな風になると、母は、お尻全部に繕いを当てます。
とも布で繕うのも限度がありますので、
似たような色で繕います。
そうなると後ろから見ると、お尻に丸いものが付いているように見えます。
同級生は、それを見て「フライパン」とよく言われたものです。

恥ずかしかったけど、母の苦労を考えると、何か誇らしげに思ったこともあります。

貧しかったけど楽しかったあの頃ですね。