昭和の34年頃まで、
前にも言いましたが「へっついさん」と呼ばれる
かまどがありました。
ご飯を炊く時のかまどの鍋は、
今で言えば中華鍋の取っ手がない形で、
鋳物でできていました。
鍋は、重くて大変で、その上
落とすと割れるのでもっと大変でした。
テレビが来て見る様になると、
他の家では、鍋の形が、
違うことに驚きました。
後で分かったことですが、中華鍋型の鍋は、
吹きこぼれにくくて、便利だそうです。
またご飯の水加減は、今でしたら、
線まで入れることになっていると思いますが、
昔は、掌を入れて、どのくらいの深さか見ていました。
あの鍋は、どこに行ったのでしょうね。