ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

夜なべ仕事

わたしの家にも土間がありました。
どのくらいの大きさか覚えていませんが、
子供心には、大きいなと思っていました。
玄関入ったところと、台所所にありました。
玄関のところの土間は、夜なべの仕事をするところでした。
「稲わらをかって」わら細工用の材料を作ります。
「稲わらをかつ」とは、木で出来た丸いたたくもので、
わらの硬い根元を叩くことです。



なかなか大変な仕事のように思いました。
夜になるとバンバンとたたく音が聞こえていました。

わたしは、小さいので見ているだけですが、
父母や兄は、大変だなと思っていました。
でもそれが普通なことで、付近の人は、
「朝は朝星、夜は、夜星」で働いていました。
それに比べるとわたしは、怠惰ですね。

わたしの母は、私の今の歳から、一財産こしらえるのですが、
とても今の私には、その元気も気力もありません。

昔の人は、偉い、ほんとに偉いと思います。

貧しいけど一心にがんばっていたあの頃なんですね。