敬子がいつものように出社すると ゴミが片付けられており 周りが綺麗になっているので 「十詩子うまくいったんだ」 と思いました。 ゴミ置き場から 帰ってきた 十詩子は 敬子に さんざん冷やかされました。 敬子: うまくいったのね 何食べたのよ 手はつないだの? 十詩子: そんなー そんなことありません。 食べたのはパンよ 敬子: パンなの そんなんじゃ雰囲気良くないんじゃない それだけなの 他にないの 十詩子: 喫茶店にも行ったよ 男の人と喫茶店に行ったの初めてよ 敬子: それは良かったわね 十詩子: 悟さんたら 私のお部屋は ロフトだというのよ ロフトって知ってる? 敬子: ロフトって何よ 十詩子: ロフトというのは 屋根裏部屋と言うことなの 私の部屋ロフトなのよ もし悟さんが来たらどうしよう 何もないお部屋なのよ 敬子どうすればいいの 敬子: どうでもしたらわ そう言いながら 十詩子はルンルンで その週を過ごしました。