ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

クリスマス特別企画「クリスマスはロフトで」 ロフトで勉強しましょ番外編 その7

二時間ぐらい時間がたったでしょうか。
ふたりは
もう友達になっていました。

悟:
もうこんな時間になってしまったね
足の血は止まったかな。
痛いでしょう。
ごめんなさい。

十詞子:
止まったみたいよ
もう痛くないし

悟:
歩けるかな
ホテルはどこなの
送ります。

十詞子は
ちょっと困って
妖精のほうを見ると

妖精:
少し遠いところ
大阪なの
と言うのよ

十詞子:
少し遠いところ
大阪なの

そう言った時に
妖精は
例の杖を少しだけ振り回しました。

悟:
あっ
僕のうちに泊まれば
すぐ近くだし
大丈夫だよ
大丈夫
うちには母親がいるから
大丈夫だよ
傷の手当も出来るし

十詞子:
えー
突然行って
お邪魔じゃない
お母さんに悪いわ

悟:
僕が原因で
そうなったんだから
悪いのは僕のほうだから
来てほしいの

十詞子は妖精のほうを見ると
妖精は目くばせをしました。

十詞子;
お言葉に甘えて
お願いしてもいいかしら
今から大阪に行くのも
大変だから

そう行って
ふたりは立って
喫茶店を後にしました。

十詞子は
少し足を引きずりながら
悟に助けられながら
付いて行きました。

当時の
尼崎駅の北側は
駅から北側に道路があって
道路の西側がビール会社
東側が商店街です。
その商店街の裏側に
囲まれるように
大きな庭のある
悟の家があります。

悟の家は
母親と
妹の3人家族です。

悟が家に着くいて
「ただいま」と言うと
母親が「おかえり」と言いながら
出てきました。

悟は
駅で
十詞子に怪我をさせたことを言って
一晩
家に泊めるということでした。

悟の母親は
怪我をさせたと言うことで
恐縮しながら
泊まると言うので
驚きました。