ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトの奇跡 その4



夕方
莉子が
家に帰ると
扉の前で
妖精が待っていました。

妖精:
お帰りなさい

莉子:
洋子さんって言いましたよね
私にどのような
御用事ですか。

妖精:
私は
あなたを美しくするために
やってきました。

莉子:
えー
何なんですか

莉子は
不審な目で
妖精を見ました。

妖精:
話せば長くなるんですが
私は
洋子ではなくて
妖精なんです。

莉子はますます
不審な目で
妖精を見ました。
そして
後ずさりをしながら
妖精から
離れようとしました。

妖精:
私は
不審な者ではありません。
流れ星の妖精なんです。
あなたが
流れ星を見て
「きれい」と
言ったので
私はあなたを
美しくしなければならないのです。

莉子:
何かあなたの話は
要領がつかめません。
何かひと間違いをしておられるんじゃないですか
第一
不審者が私は不審者とは言いませんよね



妖精:
あなたは昨晩
流れ星を見て
「きれい」と
言ったでしょう。


莉子:
うー
言ったような気がしますが
それは流れ星が
きれいといったんですよ。

妖精;
そうなんですか
あなたは綺麗になりたくないんですか

莉子:
なりたいとは思うけど
それは
出来ないでしょう。

妖精:
それをするために私が来たのです。

莉子:
なんかの宗教の勧誘ですか
私間に合っていますから

妖精:
私は宗教の勧誘ではありません。
何度も言いますが
私は
妖精です。
私を信じてください。

莉子:
そんなの信じられません。

妖精:
私が
何か魔法を使いましょう
そしたら信じてくれますか。

莉子:
どんな魔法ですか

妖精:
其れではあそこの木を
輝かしてみます。

そういって
妖精は杖を出して
さっと一振りしました。
そうすると
木が
クリスマスツリーのように
パーと輝きました。

莉子:
おー輝きましたね
どんな仕掛けですか
前もって
何かしておいたでしょう。