莉子は妖精のことを 色々と聞いてみましたが 肝心のことになると 妖精は話しませんでした。それからテレビを見て お風呂に入って ロフトに布団を敷いて ふたりは休みました。
翌朝天窓からの明かりで 目が覚めました。
隣を見ると すでにお布団はなく 莉子は 「妖精の話は みんな夢だったの?」と 一瞬思いましたが 下のキッチンから 音がするのです。 「あっ やっぱり妖精は現実 どうしよう、、、」 と思いつつ 莉子は洋室に下りました。
莉子: 星子さん おはようございます。 朝早いんですね。
妖精: すみません 起こしてしまいましたか。 台所の掃除が気になっていたので 少し早起きしてしまいました。
直ぐに朝食作ります。 しばらく待っててください。
莉子: すみません。 そんなことしていただいて すみません。 妖精: とんでも。ありませんわ 私居候ですから こんなことをしないと罰が当たります。
莉子: でも何から何までしてもらったら すみません。
妖精: 本当に罰が当たるんですよ。 神様は私たち妖精の働きを 上から見ていて あまり働かない妖精に お仕置きをするんです。
莉子: えー どんなお仕置きなんですか。
妖精: 一番の罰は 除名・次は謹慎・戒告・訓告ですね 除名は前にも言ったように 大変なんです。 謹慎は 1年とか 10年とか 100年とか ながい妖精になると 確か3500年とか 謹慎処分になって 懲罰区域から。出られないんです
莉子: 怖いですね。 どんな仕事も大変なんだ
妖精: でもね 私 あなたのお手伝いさんのために ここに来ているんじゃないので
莉子さんを 綺麗にするのが任務なんです。 おいおいに してもらいますから、、、
莉子; そうなんですか。 どんな風に私をきれいにしてくださるのですか。