莉子は
きょうは
星子がいないので
早く帰って
夕食でも作ろうと
スーパーで
お肉を買って帰りました。
お部屋に着くと
星子が帰っているので
「星子さん
ただいま」
といいながら
後ろ振り向いて
靴を揃えてから
上がってきました。
莉子:
星子さん今日は
遅くなるんじゃなかったんですか。
夕食の用意を買って来ましたの
星子:
ありがとう
あまりながくなかったの
早く終わったので
帰ってきました。
莉子:
私も手伝います。
そんな話をしながら
ふたりは仲良く
野菜炒めと
焼肉の料理を作りました。
食卓に
料理を並べて
例のお祈りをした後
ゆっくりと食べ始めました。
妖精:
ばっかり食べはだめよ
綺麗に食べなきゃ
お肉を少し切って食べるでしょう。
それからご飯
よくかんで食べるのよ
そのほうが優雅に見えるから、、
ガツガツしたらだめよ
莉子:
まただめ出しなの
ハイ分かりました。
ばっかり食べはやめて
ゆっくりと優雅にね
妖精:
そうなのよ
ところで
莉子さん
好きな人いるの
莉子:
藪から棒になんていうことを聞くの
咽ぶじゃないですか。
妖精;
ごめんごめん
若い莉子さんだから
人間の若い女性は
結婚に憧れるんでしょう
莉子:
唐突ね
今は好きな人はいないの
妖精:
いつから
莉子:
大学出た時だから
大分たつは
妖精:
えー
でも好きな人は居るんでしょう。
莉子:
いないわ
どうせ好きになっても
願いが叶わないわ
妖精:
そんなことないでしょう
莉子さんは魅力的よ
莉子:
ありがとう
お世辞でもありがたいわ