ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ロフトに奇跡 その17

翌日莉子が
目がさめると
食卓には
ハムエッグ
それと
ヨーグルトとサラダ
が食卓に載っていました。

置手紙があって
「食べた後は
ちゃんと洗って
食器棚にしまっておくのよ。

それから
今日はごみの日だから
だして置くように

会社に遅れないように」
と書いてありました。

莉子は
星子がまるで
母親みたいなので
笑ってしまいました。


星子が
その日行った所は
研修会ではなくて
妖精の上司に
莉子のことを報告に行ったのです。

星子は
「莉子が
従順で聡明な人間だから
私の任務は
短期間で済むかもしれない」と
報告しました。

上司は
「綺麗になるより
もっと他のことを叶えてあげるほうが
いいのかもしれない。
より良い方法を
考えるように」と
訓示を受けました。

具体的な方法は
星子が決めなければなりません。

久しぶりに会った
先輩や同僚の
妖精と
そのことについて
話し合いましたが
それはやっぱり
「結婚じゃない」という
結論になりました。

星子も
多くの人間の
仲を取り持っていたので
「じゃ
そんな風にしてみましょう」
と考えて
人間世界に戻ってきました。


莉子が会社から帰る前に
家に着きました。

食卓や
流し周りが
綺麗になっているので
ひとまず安心しました。

「莉子もできるじゃないの
これなら大丈夫かも」
と独り言を言いながら
夕食を作り始めました。