ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトの奇跡 その19

莉子が寝た後
妖精は
莉子に誰かいい人を
めぐり合わせたらいいのだと思いました。

それもドラマティックに
合わせたら
きっとふたりは
幸せになるのだと思ったのです。

それで
「巡り合わせ助成機構」に問い合わすことになりました。
この組織は
最近妖精界に出来上がった組織で
不幸せな男女の巡り会わせを助成して
妖精の仕事を
楽にするものでした。

なかなか好評で
毎年登録数は
増加していて
マッチングが極めて短時間でできるようになっていました。

妖精は
例によって
杖をさっと振って
問い合わすと
宙から
ぱらっと
紙が舞い降りて来ました。

その紙には
一人だけ男の名前が書かれていました。

妖精は
「よっしゃ
この人で決まりだわ
これで私の仕事も
終わりになるかも

がんばっていい方法を考えなければ」
と考えたのです。

でも最初の出会いが
思い浮かびません。

出会いがしらに
ぶつかって
知り合うなんて
平凡だし
そうかといって
火事にでもなって
それを助けに行く男と
助けられる女
というタイプでもないようだし
どんな方法がいいか
妖精は
ずーと悩むことになります。

それで
妖精の図書館に行って
何か良いものは無いか
探してみることにしました。

莉子には
研修だといって
図書館に行きました。

図書館は
妖精で
にぎわっていました。

「めぐり合わす方法」なる本を
開架図書の棚から取り出してきて
読み始めました。

その本は
最近書かれた本で
人間界の
状況にあっていました。

インターネットを使った出会いなどが書かれていましたが
莉子は
インターネットをしないので
これはだめかと思いまいした。