食堂に着くと
店員の案内した禁煙席に
ふたりは座ります。
益雄:
疲れましたか
私ばかり話していたんで
すみませんでした。
蛍子:
そんな事ありません。
ツイッターと同じですよね
益雄:
そうですか
蛍子さんの方は
lofteenさんと違うように思いますが
いや、
あまり言わないという所で
違うように思いますが
蛍子:
ツイッターは
何となく書き込まないといけないかなと思って
書いているんです
相づちだけでは
ダメかな
と思って
益雄:
そうだったんですか。
蛍子さんは
聞き上手だから
つまらない事ばかり話しているのに
ごめんなさいね
蛍子:
謝ってもらわなくても
私話題がなくてすみません。
益雄さんって
鉄道の話をしているときは
すごいんですもの
益雄さんお仕事は
大変みたいですよね
いつも遅いみたいだし
益雄:
仕事は
忙しいです。
ツイッターでも言っていたように
いろんなトラブルが起きるもんだから
、、、
蛍子さんのお仕事は?
蛍子:
私の仕事ですよね。
最初に言ったように
すみません。
アーティストじゃないの
単なる退屈な事務員なの
いや事務員だったの
でも
ツイッターで
○○○さんと出会ってから
少しは仕事をする事務員になったんです。
益雄:
事務員さんって大変でしょう。
会社の縁の下の力持ちという存在ですもの
蛍子:
会社のみんなが
そんな風に
思ってもらえたら
良いですよね。
そんな話をしながら
時間が過ぎ
ふたりは帰る事になります。
今度は
同じ電車で
アパートまで
帰ってきました。
蛍子の部屋まで着いたとき
益雄は
紙袋を
蛍子に渡そうとします。
益雄:
これ君に渡そうと思って
鉄道模型のレールなんだ。
前に
余っているレールを上げると言っていたでしょう。
蛍子:
ありがとうございます。
重い紙袋には
何が入っているのかと
思っていたんです。
もらって良いですか
益雄:
もちろんです
これは
こんな風に
組み立てるの
私の部屋と同じロフトがあるから
このセットでも充分に
敷く事ができる
と思うよ
蛍子:
難しそうね
私機械に弱いの
他のものにも弱いけど
組み立てて下さらないかしら
益雄:
良いですか
お部屋に入って
蛍子:
どうぞ
そう言いながら
ドアの鍵を開けながら
益雄を
案内しました。
益雄:
当たり前だけど
ボクの部屋と同じですね
クロスの柄が
少し違うけど
蛍子:
このクロスは
私が入るときに
家主さんが貼り替えてくれたの
益雄:
いいな
ボクの時には
そんな事しなかったのに
ロフトに組みましょうか
蛍子:
ちょっとだけ待って下さい。
かたづけますので
そう言って
慌てて
蛍子は上に上がって
問題がないかもう一度
確認しました。
蛍子:
どうぞ上がって下さい
益雄:
ここに組み立てましょうか。
曲線が良いですよね。
こんな風に回って
そしてここに
、、、
それから
益雄は楽しいそうに
線路を組み立て始めました。
蛍子は
お茶とお菓子を用意して
ロフトに上がると
益雄は
まだ熱心に組み立てていました。
それを見て
蛍子は
「こんな生活も
良いわね」と思いつつ
天窓を開けると
六甲に夕日が沈み始めていました。
ロフトって
いろんな事に役立つと
思いました。
これで
一応
ロフトダイエット終わります。