ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトの妖精 その21

家に帰った後
ふたりは無口でした。

そして
寝る時間になり
私は
バリアせずに
眠りに入りました。

少しウトウトとしたとき
目の前が
パーと明るくなって
私は
神様の前に
やって来ていました。


こんなことは初めてです。

神様に呼ばれるときは
上司から呼び出し状が届くのですが
突然
神様に呼ばれる事など
今までに聞いた事がありません。

私は
頭の中が真っ白になってしまいました。

神様:
星子
今日おまえを呼び出したのは
聞きたい事があるからです。

星子:
神様
私何か
問題を起こしたでしょうか。
階段についての課題なら
剛が
解決したように思います。
ながくかかりましたが
解決済みです。

神様
私をお許し下さい。

神様:
星子
何もあなたを責めるために
呼び出したのではありません。

聞きたい事があるからです。


星子:
どのような事でしょうか。

神様:
星子は
剛の事をどのように思いますか。
前に聞いたときには
良い人だと言っていましたが、、

星子は
この問を不思議に思いました。

神様の力
神通力を持ってすれば
私の心など
お見通しのはずです。

私が
剛の事を
どのように思っているかなんて
直ぐにわかる事で
それを聞いてくるのは
それも
忙しい神様が
わざわざ私を呼び出して
聞くなんて
私には不可解でした。

星子:
神様が思っていらっしゃるとおり
剛はよい人間です。
誠実な人柄で
人間の中では
希有な存在です。

神様:
そうですか
でも私が聞いているのは
そんな事ではありません。
剛の事が
好きかどうか
愛しているかどうか
よく人間が
愛しているというような感情かどうか
聞いているのです。

星子はこの問に
またまたびっくりしました。

私は妖精
剛は人間
妖精が人間を
好きになるか
愛するようになるかという事を
聞いているのです。

人間同士に
愛情がある事は
知っていましたし
何となくその感情を
理解できるのですが
それを
剛と私の間にあるかという問に
私は
答えられませんでした。

でも神様は
私の心の中を
読んでいました。

神様:
星子
おまえは
剛を好きではありませんか。
できれば
一緒に暮らしたいと
思っているでしょう。
階段の課題を解決したので
剛と別れなければならないと
考えているのでしょう。

前に
星子は
私に
階段の課題以外に
何かあるのかと聞いた事がありましたね。

さすが星子の事だから
私の企てを
見抜いていると
思っていました。

私は
人間をはじめとする
自然界が
幸福になる事を
目指して
神通力を使っています。
代々の神様が
そうであったようにです。

でも
私の
部下である
妖精も
幸せであるべきだと考えたのです。

妖精が幸せにならないと
幸せを実行できないと
考えるからです。

私は
妖精の幸せが
人間のそれと
同じではないかと
考えたのです。

そこで
星子に
お願いしたのです。

星子
おまえは
剛と
一緒に暮らしたいと
思いませんか。

私には
暮らしたいと
見えているのですが、、、

星子:
神様
そんな考えがあったのですか
私が
任務もなしに
剛と一緒に暮らす事が
できるのですか。

神様:
一緒に暮らす事を任務したら
何の問題もありません。

経理課が
うるさいので
経費は
少しだけでお願いしますよ。
いつものように
魔法は
使えないと思います。
少し不自由になるとおもいますが
それでも良いですか

良いみたいに見えていますが、、

星子:
ありがとうございます。

私がそう言うと
スーと
またロフトに私は
戻っていました。

剛は
下で寝られないのか
寝返りを打ったり
トイレに行ったりしていました。

翌日
剛は
赤い目をして
起きてきました。

剛:
おはようございます。

星子:
おはようございます。
よく寝られましたか

剛:
ぐっすり寝られました。

星子:
無理してません。
目が真っ赤ですよ。
そんなので
会社に行って大丈夫ですか。

剛:
いえ
大丈夫です。
それから
星子さんは
いつ帰るのですか

星子:
いつ帰る?
あー
大丈夫です。
まだ帰りません。
もう少しここにおります。

剛:
もう少しはおられるんですね。
もう少しって
妖精の
もう少しは
どのくらいなんですか

星子:
そうね
妖精のもう少しは
人間には
少し長い期間かもしれない
詳しい事は
帰ってから話しましょう。
それに階段は
考えだけでしょう
実際に作ってみないと

そう私が言うと
安心したのか
いそいそと
用事を片付け
お弁当を持って
出かけていきました。

私は
「剛は
わかりやすい性格よね。
あんないい人が
ひとりで
居たなんて
考えられないわ」と
思いました。