ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトの夢 第7話

佳代子は
大学では
射撃でオリンピック選手になるための努力を
そして家では
漫画家になる努力を続けていました。

いろんな雑誌に
投稿し続けていました。

どちらの努力も
佳代子にとっては
中途半端なものではありませんでした。

本当の夢は
漫画家なので
全力を
そちらに注ぎたいのですが
大学ではそうはいきません。

クラブの監督や部長
担当教官をはじめ守衛さんに至るまで
それから
直人を含む先輩
それから学友に至るまで
私が
オリンピック選手になる事を
応援してくれたのです。

そんな応援は
一朝一夕にできたものではなく
直人の根回しによるものが多かったのです。

直人は
私が
練習に専念できるように
学校の環境を整えてくれたのです。

勉強なども
ほどほどにして
練習を一生懸命できるように
教授たちに頼んでくれていたのです。

その甲斐あって
佳代子は
充分な練習できて
メキメキ腕を上げていきました。

女子射撃が
いくらマイナーな
競技だと言っても
そう簡単には
いかないと
佳代子自身思っていたのですが
意外にも
うまくいったのです。

秋の大会で
大学代表として
出場して
見事優勝するのです。

直人の根回しの上に
その上実績までできると
大学は
学長も加わり
応援一色となってしまいます。

来る春の大会に向けて
合宿に
大学のビジタールームを
使えるような待遇を受けたのです。

ビジタールームは
スイートの造りで
南向きの部屋になっていました。

一流ホテルも
びっくりするほどの家具がついていて
優雅な造りで
そこで
春休みの間
2週間合宿する事になるのです。

家にも帰れず
同じ春にある
漫画雑誌にも投稿できません。

隠れて
荷物を持ち込んで
描こうとしましたが
練習のための疲れから
あまりできませんでした。

射撃は
集中力がいるので
そんな事できなかったのです。