星の妖精は 今から遠い昔 流れ星から 神様によって 作られました。 神様の手となり足となり この世界を 平和に幸せにするために 日夜働いていました。 星の妖精の中のひとりに 星子もいました。 妖精の中では 若い方でしたが 何度も 神様の指示を 忠実に実行し 成功したので 神様は 星子を あつく 信頼していました。 信頼するだけではなく 星子に 幸せになって欲しいと考え 妖精と 人間の 結婚を初めて 神様は 彼女に認めたのです。 神様の寛大な 意志で 星子は 人間の 剛と クリスマスの日に 結ばれたのです。 星子の 妖精としての 能力は 一時的に 停止していて 今は 魔法を使えませんでした。 でも 神様の力で 歳だけは とらないように してもらっていたのです。 結婚してから 1年が過ぎても もちろん 星子と 剛は 仲良く暮らしていました。 星子の本当の歳は 450差ですが この世界での 形は 神様が作りだしたもので どう見ても 20歳そこそこの 容姿でした。 それに対して 剛は 61歳になっていて もちろん 若作りはしていましたが 歳は目立っていました。 そんなふたりは 不釣り合いに 見えたかもしれませんが 結婚したときに 神様が その力を 使って 近所では ふたりはお似合いの夫婦と言うことに なっていました。 ふたりは 幸せで 幸せで 毎日楽しく過ごしていました。 剛はよく働き 星子は 美味しいお料理を作りました。 そんなわけで ふたりは 少し太り気味になっていました。 特に 星子は 甘いものが好きで ケーキを作ったり チョコレートを作ったりして ふたりで食べたので ちょっとではなく だいぶ太ってしまったのです。」