ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

妖精のその後 その5

剛が起きているときは
星子が
そばにいました。

剛が寝ているときに
家事を
パッパ-と
手際よく
やってしまって
剛のベッドの横で
じっとしていました。

気配が
わかると
剛に負担がかかるので
少し離れて
それはそれは
静かに座っていました。

剛は
それがわかっていました。

なるべく負担をかけないように
目覚めたときは
心配をかけないように
笑顔でいるようにしていました。

でも
疲労感は
相当なもので
笑顔が続かないので
布団をかぶって
寝てしましました。

星子は
剛の病気が
何かわからないことが
一番のネックだと
考えていました。

近くのお医者さん
すべて行ったので
遠くのお医者様に
頼るしかありませんでした。

そこで
妖精の先輩に聞くことにしました。

妖精は病気をしないので
直接にはわかりませんが
妖精として
病気に関わった者がいないか
探してみました。

そう簡単には
見つからないと思っていましたが
なんと
十数人の
医師が見つかりました。

でも
近くの
1カ所の
病院を行くにも大変なのに
こんなにたくさんの
病院は回ることなど
できるはずもありません。

星子は
どうしようと
思いました。