ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「ロフトに住むレジ係」その5

何となく
心のすれ違いと
経済的な激変が
加代美の
猛への愛が
薄れ
憎しみへと
変わってい行くのを
感じたのです。。

加代美は
悲しくなりました。

このままでは
「人を恨んでしまう」
と思いました。

そこで
猛と
分かれることを
決心しました。

猛に言うと
加代美の
心の中が分かったのか
分からないのか
分かりませんが
同意してくれました。

すこし
加代美は
そんな猛に
がっかりしました。

マンションの
時価価値と
ローンの残額が同じくらいなので
マンションは
猛に渡し
加代美は
実家の
近くに
お部屋を借りることにしたのです。

加代美は
そんな合意が出来た日から
お部屋探しに
なりました。

まだインターネットがない時代ですから
不動産屋さん周りに
なりました。

今後のことを
考えると
なるべく安い
家賃のお部屋を
借りたいと思っていました。

実家近くの
木造のアパートで
4.5畳一間の
小さなお部屋でした。

しかし当時は
バブル時代が破綻したと言えども
家賃の高い時代で
月5万円でした。


そのお部屋で
人生初めての
一人暮らしが始まりました。

父親は
援助すると
言ってくれましたが
あえて
出来るだけひとりで
やりたかったのです。