ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「ロフトに住むレジ係」その16

加代美は
採用担当者の
面接を受けました。

一般的なことを聞かれて
そのあと
実技ということで
社長のところに
お茶を
持っていくことになりました。

湯沸かし室にあるお茶は
さほど
高くもないものでした。

臭いを見て
少し試しに
お湯の中に入れて
どの程度の
湯温で出すお茶か
まず調べました。

お茶は
いいお茶でもなく
粗末のお茶でもない
中くらいの
お茶だったので
それに合わせて
お湯を冷まし
多くもなく少なくもない
適量のお茶っ葉入れました。

香りを見ながら
社長のコップに
注いで
急いで
社長室に持っていきました。


笑顔で
元気よく挨拶して
右から
お茶を出しました。

もちろんコップの
絵柄も合わせて
スーと
出しました。

社長は
やおら
コップをとって
口元に運び
香りをみて
少し味を見て
それから一気に
飲み干しました。

社長は
ひと言
「採用」と
いいました。

加代美は
一礼して
社長室を
去りました。

採用担当者から
履歴書を持って
明日来るようにいわれました。

そこで
その夜
おもいっきり
上手な字で書いて
翌朝
持っていきました。

型どおり
履歴書を見て
制服を
合わすように
指定のお店に行くように言われました。

その翌朝から
会社勤めです。

加代美は
特技で就職が決まって
良かったと思いました。

翌日から
張り切って
お茶汲みの仕事が
始まりました。