ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「もうひとつの冴子の人生 パート3」その17

世界が開いたような気になりました。

娘は
あんなに
立派になっていたんだと
感心しました。

母親がいなくても
登さんや
登の母親が
立派に育ててくれたんだと
思いました。

今まで
登や登の母親を
あまり
良くは思っていませんでした。

でも
娘の
成人した姿を見て
気が付きました。

「私は
なぜ気が付かなかったんだろう」と
後悔しました。

遅ればせながら
このことに気が付いて
良かったと思いました。

今度
登にあったら
謝ろうと
そして
お礼を言おうと
思いました。

一週間が
早く立てばいいと考えながら
会社に行っていました。

会社では
新しい難題が
出てきました。

あまりにも
社長が
厳しく
パートさんたちを
管理するもんだから
辞める人が
増えて
業務に
支障が出てきました。

そこで
労務管理を
社長が
冴子に任せ始めたのです。

新参者の
冴子に
そんな重責ができないのに
困ったことだと
思いつつ
困ったことは
いつものように
猛に聞いてみることにしました。