ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

昭和30年代初めの頃 小話その16

兄との
お風呂は
楽しいです。

兄は
優しいです。

歳が離れていますで
父のように
慕っていました。

厳しい父でしたので
そう思ったのかもしれません。

お風呂は
土間の向こうにあって
北側にあります。

お風呂は
水を使いますので
建物は
傷みやすいので
なるべく外に設置しています。

バスユニットが出来た現在では
そんなことはありませんが
当時は
木が腐って
家が傷むのを
嫌ったのです。

冬は
台所の
板間で
服を脱いで
下駄を履いて
風呂場まで
行くのは
寒いです。

土間辺りは
すきま風が
入ってきて
外と同じ気温で
寒い限りです。

冬は
さっさと
お風呂に入らないと
冷めますので
残る姉や母も入ってから
夕食です。

夕ご飯には
お漬け物の他に
一品が付くきます。

時たま
魚料理が出ることがあっても
肉料理など
あり得ません。

一品の料理は
普通は
野菜の煮付けです。

畑で
取ってきた
野菜です。

二月のこの頃なら
たぶんキャベツです。

おかずと言うより
主食に近いほど
たくさん食べます。

キャベツを
たくさん摂ると
大きくならないと
聞いたことがありますが
私は
小学校4年までは
小さい方でした。

キャベツを
止めてから
背が伸びたような木がします。