司会者: 新郎以外は ご存じですね。 新婦の薫子さんは 陽一君に 話さなかったのでしょうか。 さて話しても良いのでしょうか。 新婦の薫子さんに聞いてみましょう。 マイクを持って行って 薫子: 特に秘密というわけではなく 話さなかったと言うだけのことです。 話しても良いですよ。 司会者: 新郎にも聞いてみましょう 陽一: 笑顔に秘密があったのですか。 知りたいです。 司会者: 新郎も知りたいみたいですね。 それでは その美味しい役は 私が話しましょう。 それは 今から 11年前のことです。 田舎の小学校に 警察官が 横断歩道の渡り方を教える 交通指導に来ました。 その警察官が 車が停まっても 横断歩道を渡る時は 必ず 運転者とアイコンタクトを 撮ることが必要だと 教えました。 そのとき 笑顔なら もっと良いと 言ったんです。 そして その警察官は 見本として 薫子さんに 笑顔のアイコンタクトを 送ったんです。 警察官が 送ったアイコンタクトの 内容がわかりますかと言ったんですが 薫子さんは 「わかりました」と 答えたんです。 でも 薫子さんは 本当はわからなかったそうです。 そのあと 小学校では 笑顔のアイコンタクトがはやって 特に 薫子さんは その 笑顔のアイコンタクトが すばらしかったんです。 中学生になったら もっと極めたみたいです。 それから 2年前に 友達の家を 訪れた時 その家の 隣の人が その警察官の家で たまたまあってしまいました。 それで ズーッと知りたかった あの日の アイコンタクトを聞いてみました。