ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その107

登は
料理に大変興味を持っていましたが
子供の時からやっていた訳でもないので
作り方は
わかりませんでした。

インターネットや
テレビなどで
おもに調べていました。

スーパーマーケットに行って
食材を買う時も
どのようなものが良いか
わかりませんでした。

そこで
店員さんに
聞いていました。

女の人に聞くのは
苦手な登でしたから
男の人に聞いていました。

でも
ある時同じような聞いた店員が
知らなかったので
他の店員に
振ったのです。

その店員が
薫子でした。

登には
4度目ですが
薫子には
最初と思っていました。

ジャガイモには
種類があるけど
どちらがよいかという質問でしたが
薫子は
笑顔で
優しく答えました。

登は
その答えは
あまり耳に入らず
薫子の
笑顔ばかり見ていました。

「これをどうぞ」と
かごの中に入れて
軽く会釈されて
薫子は
次の仕事に行ってしまいました。

登は
そこに立って見ていただけです。

笑顔を見ていました。

ついでと言っては何ですが
名札もしっかり見ていて
「薫子」と見えました。

しっかり覚えました。

声を始めて聞いた
登は
声も魅力的と
思った次第です。