ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その182

ゆっくり
公園を回っていたので
夕方になりました。

桜に
照明が当たって
綺麗に見えました。

そんな席に座って
食事が始まりました。

和やかでした。

陽一君の父親が
薫子さんに
「薫子さん

今日はけじめの日です。

今日からは
陽一のことは
心の奥に置いておいて
新しい事を
考えて下さい。

夏子ちゃんにも
新しいお父さんを
作ってあげて下さい。」と
話しました。

ゆっくりとした
穏やかな
口調でしたが
薫子と
夏子ちゃんには
爆弾発言です。

薫子は
黙って聞いていました。

夏子ちゃんは
何か言いたそうですが
母親を見て
黙っているみたいです。

しばらく
無言で
食事をしていたのですが
登が
意を決したかのように
言いました。

「夏子ちゃんは
新しいお父さん
いたらいいよね」と
言ったのです。

今までの
引っ込み思案の
登を知っている
美奈子さんは
一番びっくりしていました。

夏子ちゃんの答は
にっこりと
笑顔でした。