ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その184

薫子さんのグループはもとより
美奈子さんのグループも
夏子ちゃんの
答が
気になっていました。


夏子ちゃんは
登の
真剣さに押されて
答えました。

その答は
一同驚きました。

答の種類としては
条件付承諾でしょうか。

「ずーと
一緒にいることが出来るなら
おじさんが
お父さんでも良いよ」と
答えたのです。

登は
天にも昇る
喜びでしたが
笑顔で
ぐっと押し殺していました。

美奈子さんのグループは
「よかった

結果オーライで
よかった」と
思いましたが
薫子さんのグループは
とても
唐突で
驚き以外の
何物でもありません。

薫子は
まだ
登が
冗談を言っているのだと
思いました。

薫子には
登が
何年も
自分のことを
愛していていたことなど
夢にも思いませんでした。

でも
夏子ちゃんが
新しい父親を
欲しがっていることだけは
確かだと思いました。

一同は
静まりかえった世界になっていましたが
夏子ちゃんは
登と
たわいもない話しに
戻ったので
まわりも
話し始めました。

食事が終わって
その日の
宿泊の
ホテルに移動しました。

温泉付で
ゆっくり休みました。