ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その6

ワラを
叩いて
柔らかくすることを
「わらをかつ」と言います。

わらをかつ道具は
長年使いますので
叩くところが
摩耗して
すり減ってしまっています。

柔らかくした
ワラを
ワラ縄にするには
「縄を綯う(なわをなう)」と言います。

2束のワラを
手のひらに載せ
両手で擦るように
ねじるように
ワラに撚り(より)を与えます

強く撚りを与えた
ワラの束は
交差した手を
離すと
自然に
ふたつの束は
綯われます。

ワラの長さが
短くなってくると
ワラを
補給します。

言葉にすると
何か難しそうですが
やってみると
意外に簡単です。

小さな
亀太郎にも
出来ました。

小さな手ですので
大きな縄を
綯うことは出来ませんでしたが

何日か経つと
同じ太さの
同じように撚られた
ワラ縄を
作れるようになりました。

父親は
黙っていますが
頼もしく見ていました。

ワラ縄を
一日中
綯っていると
手が
真っ赤になって
痛くなりました。

痛いからといって
止めるわけにはいきません。

冬の寒い間は
毎日毎日していると
だんだん手の皮が
厚くなってきて
大丈夫になってきました。