ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その47

正月が終わると
また一年の始まりです。

天気が
毎年同じなら
全く同じ
同じ年になるのですが
江戸時代は
自然災害が
多発した時代でした。

小氷河期が
やって来たと言われた時代でした。

今のように
冷害に強い品種改良などもなしに
冷害がやってくるので
農業に従事している
人間は
命を脅かされるくらい
大変なことでした。

清左衛門の一日は
1年365日の内
正月三ヶ日と
まつりの時
村の伊勢講の日以外の
360日は
同じです。

朝は
まだ暗い内から起きます。

現代では
夜でも
電気や
街灯があって
明るいですが
江戸時代は
夜は
月や星が出ていないと
真っ暗です。

日の出の前の
薄明かりを頼りに
起きるのです。

夏なら3時頃
真冬なら
6時頃です。

一番最初に
清左衛門が起きて
外の様子をうかがってから
「起床」の声を上げます。

就寝が早いので
40才を越えた
清左衛門は
早く目が覚めるのです。

ティーンエイジャーの
亀太郎には
まだまだ
寝たりませんが
目をすりすりしながら
服を着替えて
出かけました。

まだまだ暗い夜道を
田んぼに向かって歩いて行くのです。

間違って
水路や
どつぼに
落ちないように
気を付けながら
歩いて行きました。