ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その76

清左衛門の家は
里道と同じくらいの高さです。
道の北側に
敷地があって
形ばかりの
木の門があります。

まわりは
これまた
形ばかりの
木の塀があって
腐ったところが
所々
修理してあります。

門を入ると
右側に便所
まっすぐ進むと
母屋
左が倉庫です。

母屋の作りは
敷地を固めて
延べ石を回します。

軟石を
6寸の4寸くらいの
長さ3尺から4尺程度に
加工したものです。

壁の下に
ぐるっと
突き固めながら
回します。

その上に
木の柱を立てます。

もちろん建てただけでは
倒れてしまいますの
壁のあるところには
柱同士を
貫という部材で
貫くように
接合します。

貫は
下から地貫中貫鴨居貫と呼ばれています。

柱の上に
桁を回し
桁の上に
梁を渡します。

梁の上に
束を立て
その上に
母屋を渡して
垂木をその上に渡し
茅受けを渡して
茅葺きとします。

今津の横の
枝川は
荒れ地になっていて
ススキが
繁茂していました。

そのススキを
刈り取って
使うのです。